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長岡造形大学第3アトリエ棟
長岡造形大学第3アトリエ棟
長岡造形大学第3アトリエ棟
光の降り注ぐ吹抜け
長岡造形大学第3アトリエ棟
デッサン室
長岡造形大学第3アトリエ棟
ほどよい独立感のあるアトリエ
長岡造形大学第3アトリエ棟
長岡造形大学第3アトリエ棟
アートのように並ぶロッカー
長岡造形大学第3アトリエ棟
半階ずらされた南北のアトリエ
長岡造形大学第3アトリエ棟
長岡造形大学第3アトリエ棟
クレバス見上げ
長岡造形大学第3アトリエ棟
外観昼景
長岡造形大学第3アトリエ棟
作品が並ぶ連続した展示空間|大学撮影
長岡造形大学第3アトリエ棟
多様な活動に対応し変容する空間|大学撮影
長岡造形大学第3アトリエ棟
建物全体が地域開放の場となる|大学撮影
長岡造形大学第3アトリエ棟
施工者メンバーと共に
長岡造形大学第3アトリエ棟 光の降り注ぐ吹抜け デッサン室 ほどよい独立感のあるアトリエ 長岡造形大学第3アトリエ棟 アートのように並ぶロッカー 半階ずらされた南北のアトリエ 長岡造形大学第3アトリエ棟 クレバス見上げ 外観昼景 作品が並ぶ連続した展示空間|大学撮影 多様な活動に対応し変容する空間|大学撮影 建物全体が地域開放の場となる|大学撮影 施工者メンバーと共に

長岡造形大学第3アトリエ棟*

Post Series: 長岡造形大学第3アトリエ棟
プロジェクト名 長岡造形大学第3アトリエ棟
施設の竣工年 2010/3/1
所在地 新潟県長岡市
建築主 長岡造形大学
用途 大学
面積 敷地面積 115,274.76㎡
建築面積 1,214.91㎡
延べ床面積 3,263.94㎡
写真撮影 FOTOTECA木田勝久

※前職在籍時に、主担当として設計・デザイン監修から現場監理まで手がけたプロジェクトです。

コンセプト

本計画はアトリエ、デッサン室、市民工房の機能からなる。アトリエは創作の場であると同時に、講義や展示等多様な活動に対応する事が求められた。

私たちは3つの講義単位を屈曲し連結した連続空間とし、可変性のあるカーテン、透明性のあるガラススクリーンを設け、この空間に一体感と適度な独立性を創出した。

構造計画ではRC造をベースに「ランダム開口のある連続外壁+独立する内壁+フラットスラブ」による固有の空間性を試みた。

(現代日本の建築家100選2011より引用)

長岡造形大学第3アトリエ棟3|流動的な一体感のある空間

長岡造形大学は「新しい時代に置けるデザインの実践的教育研究の場」を目指すデザイン専門大学である。本計画のプログラムは、基礎造形を学ぶ新しいカリキュラムの為に増設されたアトリエ、デッサン室に加え、本学の「地域開放」の拠点となる「ものづくりの喜び」を体験できる市民工房からなる。

本学の特徴であるアトリエは、学生各自がデスクを持つ創作の場であると同時に、講義や展示等、多様な活動に対応する事が求められた。私たちはそこで、3つの講義単位を屈曲して連結した連続空間とし、可変性のあるカーテン、透明性のあるガラススクリーンを設け、この空間に一体感と適度な独立感の双方を創出する事を試みた。

この屈曲したアトリエユニットは、半階ずれながら向かい合わせに配置され、建物中心を貫く屈曲する吹き抜け(クレバス)を生み出す。
クレバスを巡る廊下からは、アトリエでの多様なデザイン活動を垣間見る事ができ、建物全体に活気と一体感を生み出している。

外観では、市民開放のシンボル施設として、ランドマークとなりうる斬新さが求められた。
私たちはそこで既存建物のボリュームに調和しながらも、対比的な表情をつくるべく、マッシブなコンクリート壁に、シャープな平行四辺形の開口が踊る特徴的な外観を創りだしている。

構造計画では「各棟異なる構造形式とその特徴を生かす空間性」という開学以来のデザインテーマを継承し、経済的なRC造をベースに「ランダム開口のある連続外壁+独立する内壁+フラットスラブ」による固有の空間性を試みている。

(現代日本の建築家100選2011・近代建築vol.65より引用)