JP Tower Nagoya*
- 1.JP Tower Nagoya*
- 2.新建築/’16.10月号*
- 3.建築画報/’16.366号*
プロジェクト名 | JPタワー名古屋 | |
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施設の竣工年 | 2015/11 | |
所在地 | 愛知県名古屋市 | |
建築主 | 日本郵政・日本郵便 | |
用途 | 事務所・郵便局・店舗・カンファレンス・駐車場 | |
規模 | 地上40階、地下3階 | |
構造 | 地上S造、地下SRC造 | |
面積 | 敷地面積 | 12,177.50㎡ |
建築面積 | 9,739.78㎡ | |
延べ床面積 | 180,955.21㎡ | |
写真撮影 | SS名古屋 |
※前職在籍時に、担当として手がけたプロジェクトです。
低層部商業側アトリウム・エントランス・各部階段のデザインと、外構デザイン等を担当しました。
□アトリウム・階段
約20m四方、高さ17.5mの高さのアトリウムには、その吹抜け空間に沿うようにエスカレータと階段が1階から3階まで続いている。
階段は極力部材を減らし、凹凸の無い面一に収めるミニマルなディテールとすることで3層に渡る光壁を背景に、それらがシャープなシルエットとして浮かび上がるようにデザインした。
□エントランス
オフィス・商業・郵便局の3つの入口(エントランス)が同じ南側ファサードにある。
アトリウムと同様に、部材を面一に収めるミニマルなデザインで統一しつつ、それぞれの存在が視認できるよう計画した。
□外構デザイン
本施設の南側外構部は歩道部分とあわえて約8〜9mの歩道空間となる。
舗装デザインは、明るい色調をベースに濃い色調のボーダーを少しずつずらしながら配置することにより、リズミカルで動きのある印象をつくっている。
明るい色調の部分に関しても、単調な印象にならないように敷設のパターンを組んだ。
□外部階段
〈地下商業エリア〉
郵便局入口近くと地下の商業エリアを結ぶ階段。手すりを1m幅程度のユニットに組んだ上でリン酸処理を行い、現場で組み立てている。幅の狭い空間に設置されるためシンプルでスリムなデザインの階段とした。持ち手の部分にLED照明を仕込んであり、夜間利用時の安全性にも考慮している。
〈大階段〉
地盤レベルと2階の貫通通路を結ぶ、外部の大階段。階段の中央部には、蹴上部分に連続したライン照明を設置し上昇感を演出している。
植栽側はアトリウムの階段と同様のミニマルデザインのガラス手すり、反対側は石仕上げの手すりとし二つを対比して見せている。
〈サンクンガーデン階段〉
大階段脇から地下の商業エリアを結ぶ階段。上記の商業エリア階段と同じ、リン酸処理の手すりとしている。デザインを統一させることで、地下と地上を結ぶ階段だという事を感覚的に無意識的に認識されることを意図した。