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多孔質なパウダールーム

Post Series: 小さなアトリエを持つ邸宅

冒頭のコンセプトの文章でお伝えしていますが、今回のプロジェクトで部屋の隅々まで光を入れるためにマンションでよくある壁が多い「固まり」となりがちな水周り部分をポーラス(=多孔質)で風や光が通るパウダールームとしてデザインしているのが大きな特徴です。

その結果、入り口に近い場所にアトリエとして気持ちよく活用できるスペースを生むということにつながっています。

中間期には、全ての戸を開け放つことで南北(リビング及び書斎からアトリエ)に心地の良い風を通す事ができます。

冬の寒い季節や、盛夏の時期には、パウダールームの扉を閉め最小限の空調負荷となるよう空間の大きさを小さくすることも可能です。
その場合にでも光は天井側やスリット部分から透過します。

更にこのパウダールームは、住まう方にお気に入りの場所として使って頂けるようにと細かなデザインを行なっています。

朝の身支度、そして1日の終わりに。
ここにしかない特別な空間を、ぜひ楽しんでもらえると嬉しいです。

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