久留米大学病院WS
先日、(株)アート・ココさんからお話をいただき、
久留米大学病院の子供病棟で行われたワークショップの運営にボランティアで参加してきました。
病院内のアートワークを製作されたイラストレーターの山崎さんと一緒に、2コマまんがを描こう!という企画でした。
参加するきっかけとなったは、久留米大学病院のアートワークが先生方や子供達に非常に評判が良く、建築デザインの考え方とはまた違う視点で上手くいっている。という話を聞いたことでした。どういう事なのかは、実際に見て体験して話をお聞きするのが一番理解が深まります。
山崎さんも神戸の人、そしてスポンサーの六甲バター株式会社も神戸の企業。そして声をかけて下さったアート・ココも兵庫の企業です。
私は、子供時代はずっと神戸で過ごしていましたし、現在も年末年始には帰る場所なので親近感がありワクワクしながら向かいました。
いろんな病と闘う子供達が集まったのですが、
初めての取り組みで楽しんでくれるだろうかという私たちの心配をよそに、
年齢問わず、山崎さんの投げかけるお題を前にとてもイキイキした表情で取り組む姿を目の当たりにし感動を覚えました。
山崎さんの進行も面白いのですが、
心をうきうきさせる、そんな力を絵やデザインは持っていると改めて強く思いました。
普段は、静かに過ごさなければいけない雰囲気の病院内。大人の私たちも、一歩病棟に入ると小さなささやくような声で話す雰囲気があります。
ワークショップの時間は、大声までは出さなくても、嬉々として絵を描き隣の子と見せ合うようなふわぁっと明るい空気に満ちていました。
一方、医療現場にいらっしゃる先生たちの心根にも感動しました。
とても優しい温かな視線を子供達に注ぎ、過酷な環境のはずなのに、それを一切感じさせずにやっておられる。
素晴らしいなと改めて敬意を感じました。
期せずして、市民ワークショップをしてきた経験が、子供たちとのワークショップにも活かせる機会に遭遇したのですが、そのこと以上にインパクトの非常に大きな時間を過ごさせて頂きました。
入院して病院で過ごす時間も、大事な人生の一部。その時間に少しでも、喜びや楽しみがあると子供たちの心はだいぶ軽くなるだろうなと感じ取りました。
そのためのデザインや、建築側で考えられることなど、今感じていることや考えやアイデアをきっちりまとめて今後設計する建築に、活かしていきたいと考えています。
そして、また次回も期待しています!
四角いQBBチーズのアーモンド入りが好きです。