美味しい場所+美しい場所
まさか、現地が身近な存在になるとは思っていませんでしたが構造専門誌で見かけて、美しい構造体だなと思っていた場所です。
寿司を食べるために・・・、唐戸市場に向かいました。
この唐戸市場は、
50m×50mの大空間を柱無しで、大きな屋根を支えるためにPCaPC造が採用されているという建築です。
大空間の半分を吊り構造で、もう半分は下面を張弦梁構造としてそれぞれが互いにバランスするように計算されているというものです。
赤い色で示している部分が、吊り材・張弦梁の部分です。ツノがあるように見える方が、張弦梁構造と呼ばれています。
(’知られざるPC建築’よりイラストをお借りしました)
奇しくも、新たなPC造のあり方を探っていた時に手に取った書籍と、構造をもっと深く理解したいと思って読んだ書籍の両方に載っている建築でした。
PC造。これからも手がけていきたい魅力的な構造の一つです。
工場生産のある形の部材を繰り返して空間を作るので、細やかな部分ごとのアレンジには向いていません。実現すべき要素をどこまで研ぎ澄ませてくかが、肝です。
写真を撮り忘れましたが、市場で調達した寿司は新鮮で美味しかったです!
海鮮丼と、握り寿しの両方を頂いて一人2000円。お得感あります♫
関門海峡を望む場所で美味しいものを食べれるなんて、贅沢です。